私たちの目指すもの
子どもの心のさけび、願いに真摯に向き合い、子ども達の小さな心の動きを拾い集めながら、保育を実践しています。また、どんなにだだこねをしても辛抱強く受け止め、身体が「心地よさ」を感じるまでつきあっています。
子ども達を抱きしめる、小さな体はもちろん、思いも感情もぜんぶ抱きしめる。小さいときの思い出はあまり残りませんが、あたたかい胸の中や膝の上でおぼえた安心感はいつまでも忘れません。子ども達がいちばんほしいのは、あたたかさとやさしさと、信じてもらえる安心感です。
すべてを包みこんでくれる人、ゆっくりとやさしく流れる時間、あたたかい陽だまりのある場所、そこが心の帰るところです。子ども達の育ちには、無条件に幸福を実感できる関係は欠かせません。大人になってからあの子ども時代に戻ってみたいと思えるようなあたたかでやわらかく幸せな時間を子どもと一緒に手づくりしています。
「心の帰るところ」を、もっている子どもは怒りや批判や注文ばかりの人生を歩くことはきっとないと思います。そんな「心の帰るところ」を私たちは目指しています。